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なぜ様々な言語が存在するのか

英会話に限らずですが、語学や会話習得のために努力している最中、時としてふと、素朴な疑問が湧き上がることはないでしょうか。

 

なぜ、世界には様々な言語があるのだろうか、と。

 

国によって違う言語が、一つに統一されていれば、こんな努力をすることもなく、人々のその精力を別の分野に向けられるのではないか、と。

 

実際に、人類の長い歴史の中で、同様のことを考えた学者さんらも存在したようで、世界共通の統一言語を作ろうと試みたことがあったそうです。

 

同じ人種であっても色々な性格や考え方の人間がいるのに、いわんや人種の違いや国境を飛び越えてそれを統一しようというのですから、その結果はご推測の通りです。「特に不自由はないから今のままでいい」「なんでそんなものに従わなくちゃいけないのか」「共通語を作るのであれば我が国の言語にしろ」などなど、恐らく様々な意見や反論がなされ、実現しないまま現在に至っているものと思われます。

 

では、なぜそもそも、国によって言語が異なるのでしょうか?

 

有名なところでは、バベルの塔の物語がありますよね。旧約聖書に登場する話ですが、文明や技術の発達に伴い、人類が天まで届くような高い塔を作って神に近づこうとしたため、怒った神が人類を混乱させるべく、通じないように人々がそれぞれ違う言語を話すようにした上、世界各地へ散らしてしまった・・・というもの。

 

人間の傲りや高慢さを戒める教訓としても取り上げられることの多い話ですが、見方を変えれば、たびたびこの話が俎上に載るのは、国によって言語が異なることの起源を、多くの人々が疑問に思っている(知りたがっている)ことの裏返しとも言えそうです。

 

世界には、少なくとも千を超える数の言語があると言われています。千数百程度といったものから、3000くらい、あるいは6000前後、さらには8000超はくだらない、といった様々な説が存在するため、正確な数を把握することは、恐らく不可能です。また、日本にも方言というものが存在するように、同じような言語を一つと数えるのか、異なるものとして捉えるのか、などによっても違ってきます。さらには、今現在でも消滅したり生まれたりと、その数が増減しているかもしれないのです。

 

ともあれ、そういった数多くの言語が生まれた背景は、これまたやはり様々な説があり、正確には分からないというのが事実のようです。プープー説・ワンワン説・エイヤコーラ説など、その名前からして面白いですが、動物の鳴き声や自然の音から出来たとするものや、思わず発してしまった掛け声から出来たとするものなど、まさに諸説様々なのです。

 

色々と考察してみると、人間や、バベルの塔の物語に出てくるような神が、国によって言語を「分けた」というよりは、自然的必然性とも呼ぶべき流れにより、結果として「分かれてしまった」というほうが正解であるのは、間違いのないことなのかもしれません。つまり、各言語において、起源も発祥もまちまちで、統廃合を含め人々の歴史と密接に関わり合いながらそれぞれ独自の発展を遂げてきた、と考えるのが、やはり一番自然であるようです。尤も、そういった自然的必然性の流れ自体が、神の力なのだと言われれば、返す言葉はありませんが。

 

いずれにせよ、この問題は、人類の歴史とも緊密に関連した、奥の深い、壮大なものなのです。それ故、言語学者や考古学者、人類学者や心理学者などなど、様々な分野の専門家を巻き込み、現在でも議論されているというのが現実のようです。

 

英会話しかり、多言語しかり、たとえただ何となく必要性に駆られて勉強している場合であっても、一歩離れてたまにはこんなことを考えてみれば、少しはモチベーションを持続する刺激になるのではないでしょうか。

 

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